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第11回法面工事雑学講座

皆さんこんにちは!

プロス工業株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~図面~

ということで、工事における図面役割その重要性について、現場目線掘りています。

 

面(めん)工事は、自然斜面土・盛土によって形成人工斜面安定性確保するためわれる土木工事です。この工事では、設計図面正確理解運用が、施工成否大きく左右ます。


1. 工事概要図面役割

工事は、よう施工含みます

  • 付け(モルタル・コンクリート)

  • 鉄筋挿入工(ロックボルト)

  • 植生工(種子付け、張り)

  • 工(コンクリートフレーム構造)

これらの工種は、斜面地形土質条件設計おり、その情報すべて設計図面集約ています。

図面以下よう情報まれます

  • 勾配・延長・

  • 掘削・盛土段階計画

  • ロックボルト配置

  • 寸法・位置

  • 植生エリア指定


2. 図面が「守る」

工事は、高所作業地盤変動伴うリスク作業です。図面指示通り施工なか場合、以下よう重大危険あります:

  • 崩壊による労災

  • 設計以上による構造破壊

  • 雨水排水不備による地滑り

特にロックボルト位置角度誤ると、斜面安定性たれなくなります。図面は、これらのリスク制御するため最前線防御です。


3. 図面読み違いによるトラブル事例

実際現場よくあるトラブルとして:

  • 勾配認識による掘削過不足

  • ロックボルト配置ミスによる施工

  • ズレによる排水不良・景観不良

  • 断面平面矛盾による混乱

これらすべて、図面理解不足現場すり合わせ不足から発生ます。


4. 書き出し・マーキング精度

工事では、事前図面現場正確マーキング行うトレース作業」必要不可欠です。これにより、施工位置・角度・寸法図面通り再現ます。特に以下重要です:

  • 確認(トータルステーション使用)

  • 均一勾配確保

  • アンカー正しい位置

この「図面現場落とし込む技術」が、品質安全決定ます。


5. ICT融合による図面活用進化

近年では、ローン測量3D設計データ(CIM)活用によって、図面情報より正確に、かつリアルタイム現場共有できるようってます。これにより:

  • 形状自動チェック

  • マシンガイダンスによる自動掘削

  • 施工記録デジタル照合

可能となり、図面重要性ますますまっています。


図面は「現場命綱」

工事における図面は、安全性・品質・効率三拍子確保するため命綱です。自然地形相手する工事あるからこそ、図面による「設計意図共有」と「現場正確伝達」必要不可欠です。図面を“読む”だけなく、“使いこなす”ことが、プロ現場求めています。