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月別アーカイブ: 2025年5月

第12回法面工事雑学講座

皆さんこんにちは!

プロス工業株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~工事後のチェック~

ということで、工事における「工事チェック」重要性と、その具体プロセスについて掘ります。

 

工事は、施工わっ時点完了ではありません。むしろ、工事点検・確認作業こそが、意味の“完成”定義ます。


1. なぜ工事チェック必要か?

工事は、自然条件密接関わる工種です。完成直後問題なくも、時間経過気象条件により施工箇所変化起こる可能性あります。

完成時にチェックすべ理由

  • 施工ミス手抜き早期発見

  • 排水設備緑化初期不良確認

  • 自然浸食ひび割れ兆候検出

  • 将来保守点検基準作る

つまり、工事直後点検は、「今」と「未来」両方守る工程です。


2. チェック項目具体

工事種類て、以下ようチェックわれます

共通項目】

  • 形状・勾配・寸法図面通り

  • 表面亀裂・剥離・落石兆候

  • 施工写真照合

工】

  • コンクリート寸法・ひび割れ・精度

  • 枠内植生流出崩れ有無

工】

  • モルタル種子均一

  • 厚み確認テストピンによる測定)

ロックボルト】

  • ボルト頭部露出・腐食・ゆる

  • グラウト注入完了確認書類整合

排水工】

  • 排水パイプ・暗渠確認

  • 排水出口詰まり・破損・沈下


3. 使用する検査手法・機材

現代チェックでは、以下ようツール活用ます

  • トータルステーション・ローン測量勾配・形状確認)

  • 検査浮き確認)

  • テストピン確認)

  • 排水カメラ排水管内部目視)

ICT連携により、検査定量化・記録向上ています。


4. 完成検査書類報告

公共工事では、工事チェック結果完成検査書類としてまとめ、発注提出ます。構成

  • 完成図書

  • 各種写真

  • 自主検査記録

  • 不具合是正履歴

これらは、将来維持管理において重要基礎資料なります。


5. 完成点検定期巡回違い

完成直後チェックは「完成検査」ですが、以下よう定期点検重要です:

種類 内容 実施時期
完成検査 工事完了時に一括行う品質確認 施工直後
定期巡回点検 継続安全確認(崩壊予兆等) 半年~1ごと
災害点検 台風・豪雨・地震緊急確認 必要

このように、安全完成継続管理れる対象です。


チェックは「未来安全投資」

工事工事チェックは、単なる形式作業ではなく、将来にわたる安全施工品質保障するため極めて重要工程です。現場職人管理者一体となり、細部まで確認行うことで、事故未然ぎ、信頼れるインフラ築くこと可能なります。

 

 

 

 

第11回法面工事雑学講座

皆さんこんにちは!

プロス工業株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~図面~

ということで、工事における図面役割その重要性について、現場目線掘りています。

 

面(めん)工事は、自然斜面土・盛土によって形成人工斜面安定性確保するためわれる土木工事です。この工事では、設計図面正確理解運用が、施工成否大きく左右ます。


1. 工事概要図面役割

工事は、よう施工含みます

  • 付け(モルタル・コンクリート)

  • 鉄筋挿入工(ロックボルト)

  • 植生工(種子付け、張り)

  • 工(コンクリートフレーム構造)

これらの工種は、斜面地形土質条件設計おり、その情報すべて設計図面集約ています。

図面以下よう情報まれます

  • 勾配・延長・

  • 掘削・盛土段階計画

  • ロックボルト配置

  • 寸法・位置

  • 植生エリア指定


2. 図面が「守る」

工事は、高所作業地盤変動伴うリスク作業です。図面指示通り施工なか場合、以下よう重大危険あります:

  • 崩壊による労災

  • 設計以上による構造破壊

  • 雨水排水不備による地滑り

特にロックボルト位置角度誤ると、斜面安定性たれなくなります。図面は、これらのリスク制御するため最前線防御です。


3. 図面読み違いによるトラブル事例

実際現場よくあるトラブルとして:

  • 勾配認識による掘削過不足

  • ロックボルト配置ミスによる施工

  • ズレによる排水不良・景観不良

  • 断面平面矛盾による混乱

これらすべて、図面理解不足現場すり合わせ不足から発生ます。


4. 書き出し・マーキング精度

工事では、事前図面現場正確マーキング行うトレース作業」必要不可欠です。これにより、施工位置・角度・寸法図面通り再現ます。特に以下重要です:

  • 確認(トータルステーション使用)

  • 均一勾配確保

  • アンカー正しい位置

この「図面現場落とし込む技術」が、品質安全決定ます。


5. ICT融合による図面活用進化

近年では、ローン測量3D設計データ(CIM)活用によって、図面情報より正確に、かつリアルタイム現場共有できるようってます。これにより:

  • 形状自動チェック

  • マシンガイダンスによる自動掘削

  • 施工記録デジタル照合

可能となり、図面重要性ますますまっています。


図面は「現場命綱」

工事における図面は、安全性・品質・効率三拍子確保するため命綱です。自然地形相手する工事あるからこそ、図面による「設計意図共有」と「現場正確伝達」必要不可欠です。図面を“読む”だけなく、“使いこなす”ことが、プロ現場求めています。